フィリピンでは二度と病院に行きたくない理由 (ナース編)
2006年 09月 14日
① 「舌打ちする看護婦」
24時間打ちっぱなしの点滴以外に、追加で違う点滴も打つ。さらに最初のうちは酸素(もしかすると器官拡張剤)のマスクもしていた。
追加の点滴が終わった時に、それを外しに来たナースが点滴を外して持ち帰ろうとしたところ、チューブどうしが絡み合ってなかなか外れない。そのナース・・・
点滴の針にカバーをかぶせないまま針を振り回し、
チューブとチューブの間に通し外そうとしていたが、何処をどうして通すのか、なかなか外れない。
そのたびに 「チッ」 と舌打ちをする。
私も舌打ちをするが、患者の前でそれはねぇーだろう!
驚きとショックのあまり、放心状態な私・・・(笑)
② 「自分の都合で点滴を入れる看護婦」
追加の点滴をしている時、一人のナースが病室に来た。
点滴の残量を見て、点滴が落ちる量を調節して出て行った。
すぐに手首の異変に気づいた。さらにかなり痛くなってきた。
「痛たたたた・・・」 病室にいたマナに
「すぐにさっきのナースを連れてきて!」 と叫び、
思わずチューブを指でつまんだが、そんなことで点滴の落ちる量が変わるはずも無く、やっとの思いで、点滴の落ちる量を調節するところに手を掛けた。
マナがさっきのナースを連れてきた。
事情を説明して、点滴の落ちる速度を遅くしてもらった。
すると、そのナース、悪びれもせず
「点滴が終わる時間だったのに、
終わってなかったから早くしたわ。」
と言い切った・・・
お前が点滴してんじゃねぇーんだよ!
相手の身になれよ!
③ 「節約する看護婦」
追加の点滴の際、チューブに空気がたくさん入っていたため、それを注射器で抜いていた。空気と一緒に点滴の液も抜けたため、ナースはその液を点滴に入れようとしていた。
そこで何を思ったのか、血管に入るところ近くの場所にその注射器を刺し、ゆっくりと入れていくではないか。
ちょっと待てよ、おい!
ただでさえ点滴が落ちる速度が速いと、針を刺している部分が痛くなるのに、いくらゆっくりといえども注射器で入れると、入る量が多くなるだろう。
案の定、指が滑ったのか一気に注射器の液がチューブに入った。
「痛い!」 思わず叫び 「その液はいらないから、もう入れないで頂戴!捨てて!」と怒鳴った。
ナースは「もったいないのに・・・」という顔をしながら、トイレに流しに行った。
④ 「婦長レベルなのに点滴に対応できないおばちゃん」
腕の痛さで目が覚めると、点滴が落ちずに止まっていた。廊下に出て助けを呼ぶと男の子が来てくれた。
しかし、この子はナースじゃない。
すると婦長室に入って行き、おばちゃんを連れてきた。看護婦よりちょっと偉そうだ。
これなら安心と思ったが、フィリピンでそんなわけがあるはずない(笑)。
チューブをギュギュっと押したと思ったら、凄い勢いで点滴を流し始めた。痛かったが我慢していると、またすぐに点滴は止まってしまった。
これを2、3度やられた時には、あまりの痛さに無言になり涙がこぼれていた。
もう、かんべんならない!手首は激痛!「もう、痛いから止めて!」と叫ぶと、おばちゃんくるりと向きを変え、病室から出て行ってしまった。なんなんだ!?
ドクターを連れて戻ってきました。
・・・自分じゃ出来ないことが分かったようです。だったら、最初から何もするなよ!
⑤ 「看護婦のランク」
病室にいると1日5回くらい血圧、心拍数、体温を測りに来る。
上:いつも来る女のドクターの体温計は耳に入れて一瞬で計れるもの。血圧計も腕に巻くところに圧力測定器が付いている物を使用していた。
中:たまに来る男のナースは脇の下にはさむ電子体温計に血圧気は圧力測定器がぶら下がっている物を使用していた。
下:何の罰ゲームなのか分からないが、一度看護学生が来た。(ピンクの制服が看護学生)
その子が持っていた医療機器は子供のお医者さんセットじゃないかと思うほど、ちんけな物だった。
聴診器はまるでプラスチックのように軽く、
血圧計は昔ながらの金属の箱に入っている物、
体温計は水銀使用。
この子が来た時には思わず、微笑んでしまった。 昔懐かしシリーズかよ!
しかも、血圧を測っている最中に音を聞き逃したのか、途中で再度空気を入れ、測り直し。
おいおい、大丈夫か?