ガーデニングか雑草処理か
2006年 03月 14日
特に予定が無かったので滞在先の庭掃除を始めた。
ガーデニングと言いたいが、どちらかと言うと雑草処理に近かった。
フィリピン人の植木に対する感覚は良く分からない。植物が好きなのはよく分かるが生やしっ放しで荒れ放題。雑草なのか育てているのか区別がつかないような植物まで大切にしている。
ここに住み始めてすぐの頃、オーナーのお母さんが朝会うなりまったく理解できない英語で何かしきりに話しかけてきた。何とか「外に一緒に来てごらん。」だけ理解でき付いていくと、何てことない花が咲いていて「きれいでしょう。今朝咲いたのよ。」ということだった。思わずムッとしてしまったが、まだ慣れていなかったので「ほ~んとね。」といっておいた。
枯れた葉や枝を集め、高いところははしごに上って取っていった。もちろん淳も手伝っている。ご褒美はアイスとコーラだ。私はビールを少々…
はしごに上って塀の植木を整えていた時、不意に誰かに話しかけられたような気がした。横を見ると手に地図を持ったおじさんが立っている。再度話しかけられたが理解できない。よく聞くとタガログ語で話しかけてられていた。そばにいたメイドが走ってきて私の代わりに答えてくれた。
そうだよな。植木の手入れをするのはメイドの仕事だもんな。まさか日本人が庭の掃除をしているなんて思わなかっただろう。しかも私の格好も酷かったので何ともいえない。
手入れが終わるとオーナーとそのお母さんからお礼を言われた。お店にあるビールを買うとき値引きしてもらえた。淳はお菓子をもらっていた。
*まるでジャングル*
しかし、本当のところは植木や花が嫌いで抜けるだけ抜いていたなんて、誰も思いもしないだろう。