絶つことなかれ我が命
2009年 06月 04日
20歳で家を出る時に母に言われた言葉は 「自ら自分の命を絶つことだけはするな」
それ以降、どんなに苦しくても生きてきた。
時には泣き、時には喚き、もがき苦しみながら、それでも生きてきた。
35歳を過ぎ、それほど苦しみを感じなくなった今は、この子の為に生きている。
この子が20歳を過ぎるまでは死なない。 いや、死ねない。
親になった以上、子どもに悲しい思いをさせてはいけない。
親になった以上、私の命は私だけの命でない。
どんなに苦しくても、子どもの親として生きていかねばならないのではないか。
親の死とは・・・ 特に成人していない子どもにとって、とても、とても重い荷になることだろう。
フィリピンで暮らしていると、死はいつでも身近にあることを嫌というほど思い知らされる。
その為に、より生を意識して生きていくことになる。
運命の死は受け入れるしかないが、それ以外の死を受け入れることは出来ない。
命を絶つ前に、死ぬ気になってみてはどうだろうか?
もし、私が死ぬ気になった時、その前にやってみたいことが一つある。
これをやるまでは、私は決して死ねない!(決して悪い事ではありませんョ)