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by juntobaguio
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身近な死

朝、学校のセキュリティーガードの一人が私の所にやってきた。

「ロッドは覚えてるか? 淳を毎朝、学校に送って行っていた彼。」

   「うん。1~2ヵ月前から来なくなったの。」

「12月1日に死んだよ。」

   「

「今日、8時に教会に行くよ。」



ショックで口がきけなくなった。

ロッドは決しておしゃべりではなかった。
おそらく英語が話せなっかせいだと思う。
それでも毎朝、息子たちを迎えに来た。
時々、一緒に学校に行くお兄ちゃんがお休みの時は、息子は一人で学校に行くことになる。
そんな時、ロッドなら安心してお願い出来た。
彼の仕事ぶりは真面目だった。
時間よりも5分前には必ず来て待っていた。

それが1~2ヵ月前に突然来なくなった。
なんとなく具合が悪いのだろうと思った。
なぜなら、かなり年配に見えたからだ。
それでも、いつかまたロッドが朝、待っていてくれるような気がしていた。


           しかし、今日、彼が亡くなったことを聞いた。



彼の家は学校の近くにあった。
彼の顔を見ると、いつもの彼だった。
目は閉じているが、優しい微笑みだった。
彼の奥さんに彼のことを話した。

      息子が毎日お世話になったこと。
      急に来なくなって、心配していたこと。
      彼が病気の間、何もできなくて申し訳なかったこと。
      彼に本当に感謝していたこと。
      そして、彼に「ありがとう」を言えなかったこと。
 
彼の奥さんは静かに泣きながら、私の話を聞いていた。


フィリピンに住んで、初めて自分の身近な人が亡くなった。
そして、私はその人のために涙を流した。



                     彼のご冥福をお祈り致します。

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by juntobaguio | 2008-12-04 09:41 | 海外生活