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by juntobaguio
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愛犬の死

4月20日
犬のブラウニーが死んだ。この家に来た時から私達のボディーガードをしてくれていた犬だ。知らない犬が来ると唸り声を上げ追っ払ってくれた。淳にとっては初めて身近にいた動物の死だ。

昨日の夕方からブラウニーの様子がおかしかった。餌も食べずによだれを垂らしたまま動かなかった。昨日は一晩中ブラウニーの泣き声が聞こえていた。
今日の朝、見に行くと頭を起こすことも出来ずに横たわっているブラウニーの姿があった。息は荒く、それでも時折泣き声を上げる。切なく、悲しい声だ。
知らないうちに涙がこぼれた。淳はそれを見て「どうしたのか?」と聞く。淳自身には死に対して変に隠すことはせず、ありのままの姿を見せたほうが良いと思い「自分で外に行って裏で泣いているブラウニーを見てきなさい。」と言った。
戻って来た淳は何も言わない。そのまま学校に行く時間になり、行ってしまった。
モスに「苦しそうなブラウニーをこのまま放って置くのか?」と聞くと「そうだ。自然に死ぬまであのままだ。」という。ブラウニーは苦しそうに息をしている。見ているほうが辛い。日本なら病院に連れて行き、安楽死させる方法もある。フィリピンでも薬を飲ませて死なす方法もあるらしい。「その薬は使わないのか?」と聞くと「ブラウニーには自分の命を全うする使命がある。君はブラウニーを殺すのか。」といわれた。確かにそうだ。ブラウニーを見ていることは辛いことだが、私にブラウニーの命を奪う権利はない。

仕事に行く前にモスが「おそらく今日中には死んでしまうから、お別れを言ってから行ったほうがいいよ。」という。こんな状態になっても必死に生きているブラウニーの姿をしっかり目に焼き付けた。
お昼前、モスからのメールでブラウニーが死んだこと知った。

午後、仕事から帰ってくるとブラウニーの上にダンボールが置いてあった。「これで見えないから大丈夫でしょ?」メイドが気を使ってくれていた。

しかし、その後ショッキングな話が出た。家のオーナーはちょうど外出中の為、家にはメイドやワーカーと呼ばれる使用人しかいなかった。モスが代表してオーナーに「ブラウニーを食べてもいいか?」と聞いたらしい。オーナーは「食べないで埋めて頂戴!」と怒り狂ったという。
確かにフィリピンでは犬を食べるが、少しはオーナーの気持ちも考えてやれよ…
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by juntobaguio | 2006-04-27 09:43 | 海外生活