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by juntobaguio
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忘れていた子供社会

午後は日本人の友達の家に遊びに行くことになっていた。
彼女が家まで迎えに来てくれ、そのついでに買い物をしていたが、その量が半端じゃなかった。パン2斤、ビール1ケース、ジン3本、その他いろいろ。驚いて見ていると「パンなんて一日1斤よ。」と笑っている。彼女の車は後ろが軽トラの荷台のようになっている車で、先日の淳の誕生日会から帰る時、子供達が後ろの荷台に乗り込んで帰っていったのを覚えている。彼女に頼んで後ろの荷台に乗せてもらった。もちろん淳も一緒だ。「本当に乗るの?落ちないように、つかまっててね。」と笑っている。

車が走り出すと風が気持ちいい。いつも見ている風景が、まったく違うように見える。カーブに来ると淳と二人で「おととととっ」といって倒れこむ。その度にいっしょに乗っているビールケースがあっちにザーッ、こっちにザーッと移動している。デコボコ道では車といっしょに体もデコボコ飛び跳ねる。楽しくて淳と一緒に大笑いしてしまった。

彼女の家に着くと、そこはバギオに来て初めて感じる高原の風が吹いている場所だった。風は冷たくも寒くもなく心地よい。家の前は広い空き地がある。
夕暮れ、子供達が外の空き地で遊んでいる。各自好き勝手に木によじ登ったり、ボールを蹴ったり、草や木の枝を振り回してみたり。小さい子が泣きながら親元へ戻ってくると、年上の子がお母さんに呼ばれて怒られている。そしてまた、泣いている子を連れて外に遊びに行く。年上の子が小さい子の手をつなぎ、面倒をみながら遊んでいる。一人5ペソずつおこづかいをもらって、みんなで近所のお店におやつを買いに行った。何人かのお金を集めて大きいおやつを買う子、年上の子とまったく同じ物を買う子、自分の好きなものを買う子。妹が買ったおやつをさりげなくちょろまかす兄。一人で食べるのかと思いきや、他の男の子にも分けていた。そういえば、私もよく兄におやつをちょろまかされていたらしいが、私はまったく気付いていなかった。と母が言っていた。

今の日本には無くなったものがここにはある。
そこにいた大人達はそれぞれの子供時代を思い出しながら、この光景を眺めていた。
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by juntobaguio | 2006-04-02 15:11 | 海外生活