帰国子女で中学受験してみます。
2011年 01月 21日
フィリピンに住み始めて丸4年。
英語とタガログ語が日常語になっている息子。
私との会話は日本語で問題はありませんが、日本から取り寄せている通信講座の勉強を見ると唖然!
漢字が読めないのは仕方ないとして、算数の問題の意味が理解できなくなっております。
このままでは日本人から遠く離れてしまいそうなので、日本帰国を考えておりました。
いえね。
息子がハーフなら良いと思うんですけど、100%日本人じゃないですか。
英語は話せるけど、へなちょこな日本語と中途半端な日本文化で社会に出すのは、親として息子に申し訳なくて。
「僕は英語が話せます!」 「え? だから~?」って感じじゃないですか?
日本を十分理解・習得した上で、英語やタガログ語が話せて初めて価値が出ると思うんですよ。
その為には、そろそろ人様の手もお借りして日本を見せておこうかと思ったんです。
そこで、去年の一時帰国時に中学合同説明会やら、気になった学校訪問などを始めてみたんです。
帰国子女ブームなのか、結構、帰国子女枠がある学校があったのですが、実際に見学に行ってみると、考えてしまうような学校ばかり。
例えば・・・
●帰国子女(特別英語)クラスと言っても、英語が全く話せない日本在住の学生も同じクラスに入って勉強する。
>>>クラスの重点はどこに置くんでしょうか?
●授業が全て英語。
>>>日本に帰る意味ないじゃん!
●国語や算数など日本の小学校で教わる授業等の補足授業がない。
>>>帰国子女は各国のスタイルで勉強している為、勉強した内容にバラつきがあり、特に国語に関しては絶望的なところを、どう補足するのか?各自で勉強するしかないのか?
●どのような英語の授業か?
>>>日本の中学生レベルの英語力はすでに付いているので、それをどう保ち、伸ばしていくのか?
●願書の中に現地での成績表や活動報告などは一切不要。
>>>英語や他のテストだけが重要なのか?
●今まで帰国子女を受け入れたことがない学校。
>>>お互い手探り状態になるでしょう。
もちろん、帰国子女といっても、現地の日本人学校に通っていた子供も入るでしょう。
日本の教科書を使い、日本と変わらぬ授業を受けていれば問題ないかもしれません。
しかし、息子のように現地校に通ったり、インターナショナルスクールに通っていた子供はいろんな所で差が出てくるはずです。
そうした時に学校側がどのような対応をしてくれるかは重要だと思うんです。
そんなことを色々考えていたら、気になる学校がいくつか見えて来ました。
続きはまた。