フィリピン床屋初体験
2006年 03月 14日
ベビーシッターが淳を床屋に連れて行くといった。
淳の髪の毛が伸びているのが気になったらしい。私も気になって先週襟足の部分をカットしてあげたばかりだった。
淳は怖がっていた。理由はわかっている。先日読んだ日本人が書いたフィリピン事情の本が原因だ。
そこにはフィリピンの床屋は皮膚までカットすると書いてあったからだ。
淳は床屋に行く途中で「首は切らない?」としきりに聞いていた。多分、大丈夫…なはず。
淳とクウが並んで椅子に座った。カット開始。淳はカットの間中、悲しそうな情けない顔をしている。最初はバリカンを使っていたが、途中から大きなはさみに替わった。淳の心配もピークに達していた。
仕上げの剃刀の時には泣きそうになっていたので、クウに言ってそこで止めてもらった。なにせ床屋の人には英語が通じない。
仕上がりを見て、さらに泣きそうになっていた。思ったより短くなりすぎている。襟足は刈上げだ。
まるで中国人の子供のような髪型だ。笑いをこらえ「かっこいいよ。」といってもいじけている。
淳、後ろは見ないほうがいい。刈上げたところが青白くなっている。髪の毛に隠れていた部分は日焼けをしていないので真っ白だ。
フィリピンに来て丸二ヶ月。淳もずいぶん日焼けをしたもんだ。