水害の地域へ
2009年 10月 09日
それは2ヵ月前に日本から送られた女の子の靴。
マニラの大洪水にも負けず、やっとタルラックまで届いたのでした。
この時期に、この数の靴。
これはもう、台風の災害地・マニラへ持っていくのが一番でしょう!
しかし、残念なことに、マカティの友人から頂いた洋服などは昨日配り終えたばかり…。
靴だけでは寂しいので、私と息子の洋服も少しですが出しました。
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ここで皆さんにお断り致しますが、洋服のリサイクルは私の不要な洋服をフィリピンの人に譲ることから始まりました。
そして、私の不要な服が無くなったので、こうして、皆さんに声をかけ始めたのです。
私たちは今、必要最低限の洋服しか持っておりません。
例えば、帰国する学生さんが私に洋服をくれた場合、もし、私が使うのであれば私の洋服の中からその分、譲るものの中に入れます。
新しい洋服を1枚加える時は、古い服を1枚誰かに譲るようにしています。
決して、他の方からお預かりした物だけを譲っている訳ではありませんので、ご理解頂きたいと思います。
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じゃあ、貧乏くさい格好をしているかといえば、そうではありませんョ。(笑)
気に入った洋服を大切に着ているだけです。
ちなみに息子は6年前のTシャツでもいまだに気に入って腹を出しながらも着ております。
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さて、話は反れましたが、荷物を持ってマニラの友人を訪ねました。
マニラに詳しい彼は水害にあった家族に連絡を取っておいてきれたのです。
そして、一緒にその場所に向かいました。
2週間経った今でも、道には山積みのゴミ。
これでもかなりマシになったほうだそうです。
目的地に着きました。
家は鉄の柵に囲まれています。
「鳥籠の中の家」そんなイメージです。
ということは、一歩外に出たらあまり安全ではない場所ということです。
その通りらしく、洪水の前は日々の泥棒対策の方が大変だったそうです。
その泥棒の侵入を防ぐ柵。
2階部分の所にゴミがくっ付いています。
浸水時、水がここまで来た証しです。
もし、2階まで完全に浸水したら…
危険から家を守るはずの柵が命取りになったことでしょう。
さて、少しお話しをさせて頂いて、頂いた靴と他の品を渡しました。
フィリピン人の奥様から、ご近所の皆さんに配ってもらうようにしました。
本当は一人一人に渡したいのですが、今の状況で外でそれをした場合、どんな状況になるか簡単に想像ができます。
なので、ここは現地の方にお任せするのが一番です。
一人でも多くの方に靴が届きますように…